【新唐人2014年11月11日】上海では先日、環境汚染をもたらす電池工場の建設に反対して、連続2日間、大規模抗議が行われました。当局は数百人の警官隊を出動させて鎮圧し、複数の負傷者を出しました。その後、地元政府は工場建設プロジェクトを取消すと発表しました。
10月31日から2日間、上海市浦東新区泥城鎮(ほとうしんく でいじょうちん)では、電池工場の建設に反対するデモが行われました。10月31日には市民数千人が、「汚染を拒絶する」「電池工場建設に断固として反対する」などと書いた横断幕を掲げて、夜10時までデモ抗議を行いました。抗議は翌日にも続きましたが、警官隊の鎮圧に遭いました。
上海市浦東新区泥城鎮住民 孫さん
「全く公表しなかったので、最近になって知りました。私が知ったのは31日でした。1000人以上がウォーキングデモを行い、11月1日朝9時過ぎ、警察がやって来て、7人が連行されました」
11月1日午後、上海市臨港地区管理委員会は「緊急通知」を出して、電池工場建設プロジェクトを取り消すと発表しました。
上海市浦東新区泥城鎮 王さん
「警察は強制的に人を捕まえて連行し、暴行を加えました。午後には建設取消通知が出されたので、誰もいなくなりました」
情報によると、警察に連行された7人のうち、5人は二日後に釈放されました。
上海市浦東新区泥城鎮商店 王さん
「汚染が深刻なので、どこも建設に同意しません。昨年 松江や南匯でも皆が抗議し、取消になったので、こちらに来たのです。ここにも絶対造らせません」
今年3月、上海市浦東新区惠南鎮でも、住民数百人が電池工場建設に反対する抗議集会を行い、最終的に、地元政府に建設計画を撤回させました。
新唐人テレビがお伝えしました。
http://www.ntdtv.com/xtr/b5/2014/11/03/a1151026.html (中国語)
(翻訳/赤平 ナレーター/村上 映像編集/李)